病気の起こり方と治療法

病気の起こり方(上流→中流→下流)

多くの病気が起こるプロセスは、川の流れに例えると、川の上流で過大な精神的及び肉体的ストレスが起こっています。これらのストレスによって川の中流では、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が緊張します。

交感神経が緊張すると血管が収縮し、全身の血行不良が起こります。全身の血行不良が起こると細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、細胞に元気がなくなります。また新陳代謝も悪くなり老廃物が溜まります

人間の体の臓器や各器官は全て細胞からできています。肝臓が病気になるということは肝臓の細胞に元気がなくなっているのです。

よって、1番目は、細胞の元気度が低下することで病気は起こります。

次に血行不良がある場所は低酸素状態になり、乳酸が溜まることで筋肉の凝りが生じます。乳酸によって酸性が強くなる環境では細胞の働きが弱まり、免疫力が低下します。

病気が出るか出ないかは免疫力の丈夫さに依存している為、2番目に免疫力が低下すると病気が出やすくなります。

さらに、自律神経の乱れや免疫力の低下によって炎症が起こります。炎症は病巣を大きく煽る性質を持っています。肝臓病は肝炎、腎臓病は腎炎、皮膚病は皮膚炎と呼ばれ、病気とは炎症の現れであると言えます。

よって、3番目は炎症によって病気は起こります。

そして、最終的に川の下流で自覚症状や検査によって病気が発見されます。

例えば、下流でガンが見つかったとします。ガンはもともと元気だった正常細胞が、中流で起こる低体温、低酸素状態では生きられなくなった結果、ガン細胞に変わり、酸素が行かなくてもエネルギーを作る細胞に置き換わることで起こる病気なのです。

下流における対症療法

一般的なガンの三大治療に、手術、抗癌剤治療、放射線治療があります。

これらの治療はガンを取り除くにはとても有効な治療ではあります。しかし、下流で起こっている病気に対していくら攻撃しても、ガンは再発や転移を繰り返します

それだけでなく、これらの治療はガン細胞を攻撃するだけでなく、活性酸素を発生させて正常細胞をも攻撃し、免疫力も低下させます。

さらには肉体的、精神的ダメージを与え、ストレスを引き起こします。その結果、体はどんどん弱っていくのです。

下流だけを掃除して改善したと思っていても、上流や中流が汚染されたままでは再度下流で汚染が起こり、再発や転移を繰り返したり、また新たな病気が起こったりします。

今まさに下流で起こっている病気に対しては、対症療法で病気を取り除くことや症状を抑える治療も必要です。しかし、それと同時に上流や中流を改善する治療をしなければ、病気は改善せず、予防もできないのです。

これからの治療法

これからの治療は、病気にならないように上流と中流の改善をする必要があり、既に病気が起こっていれば、下流の改善と一緒に上流と中流の改善を行うことが必要です。

この病気が起こる根元を診て病気の根元を治療する新しい医療を考案されたのが、香川県の堀口医師であり、「根元の医療」または「細胞内診療」と呼ばれる新しい医療として注目されております。